2020 SOUND&VISUAL FESTA OKINAWAに参加しました

1月15〜16日、沖縄県沖縄市で開催された、放送・照明・音響機器展示会
2020 SOUND&VISUAL FESTA OKINAWAに出展しました。

展示会場の様子

展示ブースでは、映像・音声のデジタル化事業のご案内とともに、見えない映像を見える化する映像鮮明化装置LISrシリーズのデモ展示も行いました。


こちらは、暗い・悪天候などの悪条件で撮影された不明瞭な映像を、特殊なアルゴリズムを用いて解析・鮮明化する装置です。暗闇や濃霧などでよく見えない映像がリアルタイムで鮮明化される様子に多くの方が驚かれていました。

映像鮮明化装置 LISr-101

昨年に引き続き2回目となるスペシャルイベントでは、沖縄国際海洋博覧会・沖縄館(1975-76年)で上映された「かりゆしの島-沖縄」の4Kデジタルリマスター版上映を行いました。
フィルムは経年劣化により真っ赤に退色をしてましたが、色調補正技術により色調の復元を行い、鮮やかに蘇った45年前の沖縄の情景をご参加いただいた多くの方々に楽しんでいただけました。

2020 SOUND&VISUAL FESTA OKINAWA公式ホームページ

スペシャルイベント かりゆしの島-沖縄 上映会について

映画フィルムあれこれ

こんにちは!今年もフィルムなどの豆知識をお届けするよ。よろしくね!

前回レポートした映画フィルムの種類だけど、フィルム幅の他にもいろいろあるんだ。今回は「世代」と言われるもの。普段多く扱っているのはネガ(オリジナル)、ポジ/プリント(複製)、リバーサル。

その他にもマスターポジやデュープネガ、インターネガなどなど。詳しく知りたい方は「キーピングアーカイブス 第11回」で検索すると映画保存協会さんが翻訳した文献があるよ。

16mmフィルムさまざまな世代

世代が後になればなるほど複製を繰り返すことで画質や記録されている映像情報量が落ちるので、映画フィルムから高画質・高解像度な4Kデジタルデータにスキャニングするときはオリジナルネガなど若い世代のフィルムを使用するんだ。とってもきれいで鮮明な画質の映像になるよ。

東京光音では展示会などでオリジナルネガフィルムからの4Kスキャニング映像を上映しているよ。機会があったら是非見てみてね!