産経新聞様の取材を受けました

先日、産経新聞様より取材を受けました。

実際に弊社のダビングサービスをご利用いただいたお客様のお話と、映画フィルム・ビデオテープを取り巻く現状について掲載いただいています。

本日、7月7日(水)付の産経新聞の紙面にて、取材の内容が掲載されておりますので、是非ご覧ください。
また、産経新聞のWeb版にも7月3日(土)付で掲載されております。

【近ごろ都に流行るもの】「家庭映像が消滅の危機」8ミリやビデオ 今こそデジタル化を – 産経ニュース (sankei.com)

これからも大切な映像資産を未来へと繋ぐ活動を行って参ります。

記録映像を新たなエンターテインメント作品に…

この度7月に公開されるドキュメンタリー映画『サンマデモクラシー』には、沖縄テレビにアーカイブされてきた過去のニュース映像が数多く使用されています。記録映像を新たなエンターテインメントとして蘇らせている、注目の作品です。

そんな『サンマデモクラシー』の公開に関連して、弊社所長の松信が沖縄テレビ『OTV Live News イット!』にリモート出演しました。
アーカイブされた記録映像の有効活用について、熱く語っております。

劣化が進むフィルムの映像鮮やかに 映画「サンマデモクラシー」の世界 沖縄 ニュース|OTV 沖縄テレビ放送

沖縄の民主化運動とサンマ、ウシ、カメ。そしてラッパ?
ポップでロック、落語テイストが織りなす新感覚歴史ドキュメンタリー映画『サンマデモクラシー』は、7月よりポレポレ東中野など全国の劇場にて順次公開されます。

一見の価値あり。ぜひ劇場でご覧ください。

『サンマデモクラシー』公式ホームページ (sanmademocracy.com)

『映画:フィッシュマンズ』ビデオテープ素材のデジタイズ作業を行いました

今年デビュー30周年を向かえるバンド「FISHMANS(フィッシュマンズ)」のドキュメンタリー映画『映画:フィッシュマンズ』が7月9日(金)より劇場公開されます。

劇中で使用される映像素材として、弊社にてビデオテープのデジタイズ作業を行いました。

映画の予告映像が本日より『映画:フィッシュマンズ』公式Youtubeチャンネルにて公開されています。是非ご覧ください。

『映画:フィッシュマンズ』公式HPはこちら

『映画:フィッシュマンズ』公式Twitterはこちら

『映画:フィッシュマンズ』公式Facebookはこちら

劣化資料を救うということ

今日は劣化した資料を多く救っている東京光音で、ちょっと変わった光景を見かけたのでレポートするよ。

6mm音声テープの補強作業の様子

これは機械にかけられないほど劣化してしまった音声オープンリールテープの補強作業をしているところだよ。この作業自体は技術スタッフさんが日常茶飯事やっている作業だけど、実はこのスタッフさん営業さんなんだって!そこでちょっと聞いてみたよ。

どうして営業さんがこんな補修・修復作業をやっているの?

私自身がお客様からお預かりした大切な資料を救うという経験をしたかったんです。技術スタッフさんから補修・修復のやり方を直接教えてもらって、最初は難しかったけど段々慣れてきました。
こういった経験は、今後私が仕事をしていく上で役に立つと思うし、資料の劣化で困っているお客様とお話するときも自分の経験を基にしたアドバイスやお話ができると思うんです。
まだまだ勉強不足ですが視聴覚資料の専門知識をたくさん身につけたいと思っています。

営業さんが視聴覚資料について詳しいのは当たり前だと思ってたけど、実際に補修・修復技術を身につけたり、しっかり勉強しているからなんだね!

失くしたはずの8㎜フィルム

「DVDダビング」より8㎜フィルムのDVD化をご依頼された、お客さまのエピソードをご紹介します。

失くしてしまったと思っていた8㎜フィルムを思いがけなく発見し、なんとか見れないものかと検討していたところwebで御社のことを知り、お願いした結果DVDとして見事に再生して頂きました。
結婚50周年記念に花を添えることができて、とても嬉しく思っております。これを撮ってくれた叔父は昨年亡くなりましたが、我々がフィルムの映像を観たことをきっと喜んでいると思います。
そもそもフィルムの発見は叔父の手引きによるものだったのかもしれません。

数あるダビングサービスの中から、東京光音を見つけていただきありがとうございます。映っている光景と共に、撮影していた方の思い出も蘇る素敵なエピソードですね。

思いがけなく発見される8㎜フィルムやビデオテープは、保管環境や経年劣化により問題を抱えている場合があり、丁寧な作業が必要とされることがあります。

御社にお願いしようかなと思ったきっかけは御社のホームページに東日本大震災でボランティア活動をされたことが紹介されていたのを拝見したことです。
この会社なら安心して任せられると思いました。

個人のお客さまのご依頼も、業務用・アーカイブ用と同様の確かな技術でデジタル化を行い、年月を経た古いフィルムやビデオテープの映像をDVDでお届けします。

ブログをご覧のみなさまも、ご自宅を探してみると失くしたと思っていた思い出映像に出会えるかもしれませんね。

超劣化フィルムの作業方法

公式ホームページのリニューアルに伴い、個人のお客様からのご依頼を受け付けしやすくなりました。古いフィルムを数十年振りに見てみると、経年劣化が進み、映写機にかけられない状態になっているものもあるでしょう。

東京光音では、劣化が進行しているフィルムでもデジタル化作業を行う事が可能です。ただし、フィルムの変形・貼り付き・カビの発生などは特殊な作業を施す必要があるため、追加料金が発生する場合がありますので、ご注意ください。

特殊な作業を施しても、デジタル化できない状態のフィルムも存在します。

このような状態になってしまうと、機械にかけて収録を行う事が出来ません。

  • ほぐそうとするとボロボロに崩れてしまう
  • パリパリに乾燥していてフィルムベースの強度がない
  • ロール状に巻かれた状態で固まっている

ここまで劣化が進行してしまうと、記録された映像が失われる一歩手前です。弊社では、このような状態のフィルムでも記録された映像を救出できる可能性があります。

超劣化状態のフィルムを、崩れないように慎重にほぐし、平面化、補強を施し、記録された画を1コマ1コマ手作業で撮影し画像データにします。

この画像データを連番ファイルにして、動画として視聴できるようにするのです。通常のデジタル化作業同様、色調補正も行います。このような工程を経て、失われる一歩手前の映像を残すことが出来ます。

このような状態になる前に、大切な映像のデジタル化を行い遺して行きましょう。

大量8mmフィルムの動画化(後編)

個人様からのご依頼で約200本の8mmフィルムをデジタル化させていただきました。

映像内容は、世界各国で撮影された記録ムービーでした。
撮影者の方はお仕事の関係で各国を回られていたようです。


“自粛期間中の作業と言う事もあり、この時期は家と仕事場のみの往復でした。
どこかへ行けるわけでもなく、悶々としている中での作業でしたが、8mmフィルムの映像にはヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジアと50年前の世界各国の映像が映し出され少し世界旅行をしている気分になれました。”

カラコレ担当者 談

映像とは無関係の作業担当者であっても50年前の映像から、楽しめたり、気持ちが高揚したり出来るんですね。
ホームムービーには撮影者の気持ちが色濃く記録されているんだなと、今回の8mmフィルムで改めて感じることができました。

大量8mmフィルムの動画化(前編)

個人様からのご依頼により8mmフィルムが大量にお持ち込みされました。

著作権の問題により、市販品のフィルムはデジタル化の対象外となりましたが
それら作品を除いてもホームムービーだけで約200本。
今から約50年前に撮影された8mmフィルムにも関わらず、退色(色褪せ)以外の
劣化はほとんど見られませんでした。
このようなフィルムを見ていると、どのように保管されていたのか、ついつい
考えてしまいます…。

大量の8㎜フィルム

ホームムービーの映像は普段テレビでは見ることの出来ない、場所や景色が
記録されています。
私的な記録映像ではありますが、歴史・文化的にもかけがえのないものです。
この200本のフィルムの中にもそんな映像が沢山記録されているのでしょうね。

テレビCMのデジタル化作業を行いました

山梨放送様からのご依頼にて、桔梗屋様のテレビCMのフィルムからの再デジタル化を行いました。

桔梗屋公式YouTubeチャンネルにて公開されています。是非ご覧ください。

昔のデジタル化映像がこちらです。

昔のデジタル化映像も懐かしい味わいがある雰囲気ですね。この二つのCMは、元は同じフィルムからのデジタル化映像です。フィルムが持っている可能性を引き出し美しく仕上がった映像を是非ご覧いただける機会です。

 

なお、桔梗屋公式YouTubeチャンネル内には今回デジタル化をした8作品をはじめ、他の名作CMや信玄餅の食べ方など、面白いコンテンツが沢山ありますので、是非ご覧ください。

 

桔梗屋様ご紹介ページはこちら

桔梗屋公式YouTubeチャンネルはこちら

水損テープ救済ボランティア

大型台風の被害で水損してしまったビデオテープのクリーニングボランティアを行いました。大切な思い出が詰まったビデオテープの数々を何とかして残したいという思いにお応えしたい気持ちから、東京光音では東日本大震災以降、水損テープクリーニング作業のボランティアを実施しています。

水損テープのクリーニング工程として、まずテープを各パーツごとに分解して手作業ですべての泥汚れを洗浄していきます。洗浄が終わった後は、乾燥です。磁気テープ部分の乾燥には2日ほど時間がかかることがあります。よく乾燥させてから、分解したパーツの組み立て磁気テープの巻き直しなど最終チェックを行いクリーニング作業完了となります。

VHSテープ 洗浄前の泥汚れが付いている状態~洗浄後
miniDVテープ 手作業で洗浄作業を行う様子

東京光音はこれからもフィルム・ビデオテープ救済ボランティアを続けてまいります。

詳しい作業工程はこちらをご覧ください。http://www.koon.co.jp/suison.html