お詫びと訂正

9月23日掲載の「光音ブログ」についてのお詫び

平素は、弊社(東京光音)をご愛顧いただき、お礼申し上げます。
さて、この度は、光音ブログの「スチール缶に対する記述」及び「使用した画像」に誤解を招くものがありました。
 
このことでは、不明確な表現で皆様に誤解を招いてしまい、且つ、一部の皆様に不快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。

以後このようなことのないよう、再発防止に努めてまいりますので、皆様には、今後とも変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

株式会社 東京光音      
フィルム/ビデオ/サウンド/デジタル修復・復元センター

失くしたはずの8㎜フィルム

「DVDダビング」より8㎜フィルムのDVD化をご依頼された、お客さまのエピソードをご紹介します。

失くしてしまったと思っていた8㎜フィルムを思いがけなく発見し、なんとか見れないものかと検討していたところwebで御社のことを知り、お願いした結果DVDとして見事に再生して頂きました。
結婚50周年記念に花を添えることができて、とても嬉しく思っております。これを撮ってくれた叔父は昨年亡くなりましたが、我々がフィルムの映像を観たことをきっと喜んでいると思います。
そもそもフィルムの発見は叔父の手引きによるものだったのかもしれません。

数あるダビングサービスの中から、東京光音を見つけていただきありがとうございます。映っている光景と共に、撮影していた方の思い出も蘇る素敵なエピソードですね。

思いがけなく発見される8㎜フィルムやビデオテープは、保管環境や経年劣化により問題を抱えている場合があり、丁寧な作業が必要とされることがあります。

御社にお願いしようかなと思ったきっかけは御社のホームページに東日本大震災でボランティア活動をされたことが紹介されていたのを拝見したことです。
この会社なら安心して任せられると思いました。

個人のお客さまのご依頼も、業務用・アーカイブ用と同様の確かな技術でデジタル化を行い、年月を経た古いフィルムやビデオテープの映像をDVDでお届けします。

ブログをご覧のみなさまも、ご自宅を探してみると失くしたと思っていた思い出映像に出会えるかもしれませんね。

超劣化フィルムの作業方法

公式ホームページのリニューアルに伴い、個人のお客様からのご依頼を受け付けしやすくなりました。古いフィルムを数十年振りに見てみると、経年劣化が進み、映写機にかけられない状態になっているものもあるでしょう。

東京光音では、劣化が進行しているフィルムでもデジタル化作業を行う事が可能です。ただし、フィルムの変形・貼り付き・カビの発生などは特殊な作業を施す必要があるため、追加料金が発生する場合がありますので、ご注意ください。

特殊な作業を施しても、デジタル化できない状態のフィルムも存在します。

このような状態になってしまうと、機械にかけて収録を行う事が出来ません。

  • ほぐそうとするとボロボロに崩れてしまう
  • パリパリに乾燥していてフィルムベースの強度がない
  • ロール状に巻かれた状態で固まっている

ここまで劣化が進行してしまうと、記録された映像が失われる一歩手前です。弊社では、このような状態のフィルムでも記録された映像を救出できる可能性があります。

超劣化状態のフィルムを、崩れないように慎重にほぐし、平面化、補強を施し、記録された画を1コマ1コマ手作業で撮影し画像データにします。

この画像データを連番ファイルにして、動画として視聴できるようにするのです。通常のデジタル化作業同様、色調補正も行います。このような工程を経て、失われる一歩手前の映像を残すことが出来ます。

このような状態になる前に、大切な映像のデジタル化を行い遺して行きましょう。

令和2年7月豪雨に伴う視聴覚資料救済窓口開設について

この度の豪雨災害、河川氾濫について亡くなられた方々へのご冥福を心からお祈りするとともに、被害に遭われた皆様に対してお見舞い申し上げます。

弊社では、映像を専門に扱う私たちにできるボランティア活動として、水損した映像・音声資料のクリーニングを無償で行っております。

この活動は、2011年3月に発生した東日本大震災より、NPO法人 映画保存協会と共に行っており、同震災の際は罹災した視聴覚資料850本以上の救済を行いました。皆様の思い出の映像を失わないためにもご協力させて頂ければと思います。

以前の実績例はこちらをご覧ください。http://www.koon.co.jp/suison.html

 

 

お問い合わせ先

株式会社 東京光音

  • Email: info@koon.co.jp
  • 電話: 03-5354-6510
  • 住所: 〒151-0061 東京都渋谷区初台1-47-1 小田急西新宿ビル1F

こちらも合わせてご覧ください >> 映画保存協会・災害対策本部HP

大量8mmフィルムの動画化(後編)

個人様からのご依頼で約200本の8mmフィルムをデジタル化させていただきました。

映像内容は、世界各国で撮影された記録ムービーでした。
撮影者の方はお仕事の関係で各国を回られていたようです。


“自粛期間中の作業と言う事もあり、この時期は家と仕事場のみの往復でした。
どこかへ行けるわけでもなく、悶々としている中での作業でしたが、8mmフィルムの映像にはヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジアと50年前の世界各国の映像が映し出され少し世界旅行をしている気分になれました。”

カラコレ担当者 談

映像とは無関係の作業担当者であっても50年前の映像から、楽しめたり、気持ちが高揚したり出来るんですね。
ホームムービーには撮影者の気持ちが色濃く記録されているんだなと、今回の8mmフィルムで改めて感じることができました。

ハードディスクは何年もつ?

デジタルデータの格納メディアはいくつかありますが、現状最も多く使われているのがハードディスク(HDD)です。

HDDの種類とメリット・デメリットを簡単にご紹介します。

据え置き型HDD
メリット
  • 価格は比較的安価
  • 大容量の規格がある
  • LAID対応など保存に適した規格がある
デメリット
  • 別電源が必要
  • サイズが大きく、重い
  • 頻繁な持ち運びに少し難がある
ポータブルHDD
メリット
  • 別電源が不要
  • 小さいため置き場に困らない
  • 軽く持ち運びに便利(耐衝撃規格がある)
デメリット
  • 大容量のものが少ない
  • 価格は比較的高め

一般的にHDDの寿命は可動部品があることから比較的短く、およそ4年程度と言われています。ただ、HDDの種類、動作環境に大きく左右されます。HDDは熱に弱く結露もNGなので適切な温度・湿度も場所での保管が必要です。

また、故障によるデータ損失など万が一に備えて予備HDDなどのメディアへのバックアップを必ずとっておきましょう。5年位を目処に新しいHDDへの書き換えを行うことをおすすめします。

※これはフィクションではありません。6月10日朝、発生したHDDトラブルにより2週間分の作業データが消失し、意気消沈する当社スタッフ。

大量8mmフィルムの動画化(前編)

個人様からのご依頼により8mmフィルムが大量にお持ち込みされました。

著作権の問題により、市販品のフィルムはデジタル化の対象外となりましたが
それら作品を除いてもホームムービーだけで約200本。
今から約50年前に撮影された8mmフィルムにも関わらず、退色(色褪せ)以外の
劣化はほとんど見られませんでした。
このようなフィルムを見ていると、どのように保管されていたのか、ついつい
考えてしまいます…。

大量の8㎜フィルム

ホームムービーの映像は普段テレビでは見ることの出来ない、場所や景色が
記録されています。
私的な記録映像ではありますが、歴史・文化的にもかけがえのないものです。
この200本のフィルムの中にもそんな映像が沢山記録されているのでしょうね。

テレビCMのデジタル化作業を行いました

山梨放送様からのご依頼にて、桔梗屋様のテレビCMのフィルムからの再デジタル化を行いました。

桔梗屋公式YouTubeチャンネルにて公開されています。是非ご覧ください。

昔のデジタル化映像がこちらです。

昔のデジタル化映像も懐かしい味わいがある雰囲気ですね。この二つのCMは、元は同じフィルムからのデジタル化映像です。フィルムが持っている可能性を引き出し美しく仕上がった映像を是非ご覧いただける機会です。

 

なお、桔梗屋公式YouTubeチャンネル内には今回デジタル化をした8作品をはじめ、他の名作CMや信玄餅の食べ方など、面白いコンテンツが沢山ありますので、是非ご覧ください。

 

桔梗屋様ご紹介ページはこちら

桔梗屋公式YouTubeチャンネルはこちら

記録映画「ジュリ馬1965~辻町の二十日正月」上映会

2月14日、沖縄県那覇市で行われたジュリ馬(二十日正月まつり)映像の上映会に参加しました。1965年に撮影された作品を弊社でデジタル化した映像です。

上映中の様子
上映会のお知らせ

2年ほど前に発見された16mmモノクロネガフィルムは、経年劣化が進んでいる状態で、変形や貼り付き、カビの発生、一部エマルジョンの溶解が始まっていて、一日も早いデジタル化が急務でした。

今回のデジタル復元と映像公開を実現するために、クラウドファンディングにてプロジェクトを発信し、見事目標達成したことにより上映会が開催されました。

劣化が進んだ映画フィルムが鮮明な映像として甦り、辻に近い会場で初披露となる上映会が開かれ、多くの参加者で賑わいました。

フィルム発見当初は撮影年不明でしたが、鮮明な映像として甦った効果で、映像内に映っている文字情報を読み取ることが出来、撮影年を確定することが出来たとの事です。

今後この映像を利活用していく上で、様々な発見や新たな情報が生まれると期待されています。